「訪問看護ステーション まるっとけあ中原」の看護師 金子です。
「最近、親の物忘れが気になる…」
「認知症と診断されたけど、進行を少しでも遅らせたい…」
年齢を重ねると気になるのが「認知症」かも知れません。
訪問看護の現場でも身近な疾患です。
利用者さんの中には、ご自身でいろいろと対策されている方もおられます。
今回は、そんな「認知症」の予防に役立つ脳トレとコミュニケーションのコツをご紹介します。
今回は、そんな「認知症」の予防に役立つ脳トレとコミュニケーションのコツをご紹介します。
脳トレで脳を活性化!
脳は、使えば使うほど活性化します。
認知症予防にも脳を刺激する「脳トレ」が効果的です。
◇おすすめの脳トレ
計算問題:簡単な計算問題を解くことで、脳の計算能力を維持・向上できます。
漢字パズル:クロスワードパズルや漢字ナンクロなど、楽しみながら脳を活性化できます。
しりとり:語彙力や記憶力を鍛えることができます。
塗り絵: 創造性を刺激し、脳を活性化します。
演奏:聴覚を刺激し、脳の活性化に繋がります。
◇ポイントは?
・毎日少しずつ続ける
・難しい問題よりも楽しめるものを
・できたことを褒めてやる気を引き出す
コミュニケーションで心の繋がりを大切に心の繋がりを築く上で大切なのがコミュニケーションです。
◇コミュニケーションのコツ
ゆっくり、はっきり話す:早口で話したり、小さな声で話したりすると、聞き取りにくくなってしまいます。
目を見て話す:目を見て話すことで、安心感を与え、コミュニケーションを円滑に進めることができます。
否定しない、命令しない:「違う」「ダメ」などの否定的な言葉や命令口調は、相手を傷つけてしまう可能性があります。
昔の思い出を話す:昔の楽しかった思い出を共有することで、心の繋がりを深めることができます。
スキンシップを大切にする:手を握ったり、肩を叩いたりするなど、スキンシップは安心感を与えます。
◇ポイント
・相手のペースに合わせてゆっくりと
・相手の気持ちを尊重し共感する姿勢を大切に
・言葉だけでなく表情やジェスチャーも活用
訪問看護で認知症ケアをサポート
訪問看護では認知症の方の生活をサポートします。
服薬管理:正しい服薬をサポートし、症状の安定を目指します。
食事指導:バランスの取れた食事を提案し、健康維持をサポートします。
リハビリテーション:運動機能の維持・向上を目指し、日常生活動作の自立をサポートします。
精神的なケア:孤独感や不安感を軽減し、心の安定をサポートします。
認知症ケアでお困りの方は、ぜひ訪問看護のご利用をご検討ください。