看護の王国 訪問看護ステーションの平田です。

 

訪問看護に挑戦しようと思う方が不安に思われるのが「1人訪問でもしもミスしてしまったらどうしよう」という点かも知れません。

医療の現場は命に関わる現場ですから、少しのミスが大変な事故に繋がる可能性があるのも事実です。

しかし、訪問スタッフも1人の人間。

ミスを起こさない人などいません。

今回は「訪問看護で起こりやすいミス」についてお話したいと思います。

実際、どんなに気をつけていてもミスは起こります。

訪問看護でのミスで多いのは、判断ミス、転倒・転落事故、忘れ物、物の破損、利用者・家族との関わり方のトラブル、報連相の不備、車の事故・違反、訪問スケジュールの漏れなどが代表的なものです。

ミスが起きた際は落ち込んでしまいがちですが、原因を究明しフィードバックを行うことが立ち直る第一歩となります。

同じミスを繰り返さないためにも、ミスの経緯を振り返り今後の改善策を見つけることが重要です。

人間誰しもミスは避けられませんが、うやむやにせず共有すること。

スタッフが同じミスを起こさないようにできるなら、ミスの経験はとても有意義なものに変わります。

とはいえ。ミスを未然に防ぐ努力も必要です。

スタッフは常に知識の蓄積と経験の積み重ねが求められます。

日々の訪問では、何かしら「失敗したー!」という体験があるもの。

そんな時こそチャンスです!

振り返りを怠らず、良かった点や反省点を振り返る習慣をつけ職場全体で体験をシェアする機会を設けることも効果的でしょう。

また、基本的なことですが「睡眠不足」は大敵です。

睡眠時間が6時間を下回ると、ミスが増え業務能力も低下すると言われていますから、運転業務も伴う訪問看護師は、十分な睡眠を確保することが肝心です。

訪問スタッフも人間である以上、ミスは避けられないものです。

それでも、出来事を謙虚に受け止めて原因を分析し、再発防止に努める姿勢や、ミスから学んだことを次の訪問看護に活かしていけば、必ず前進できるはずです。

落ち込むのではなく、それを成長の糧とすることが大切だと思っています。

気になることがあればお気軽にご連絡ください。

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