看護の王国 訪問看護ステーションの平田です。
「訪問看護に挑戦したい看護師さんたちに知っておいてほしいこと。」
それは。
訪問看護にも、辛いことやデメリットに感じることはあるよ、ということ。
これから訪問看護に挑戦しよう、転職しよう、と考えている方はメリットに目が行きがちですが、どの仕事にも良い面つらい面があるように、訪問看護にもちゃんと(?)デメリットや大変さがあるんです。
訪問看護ステーションを運営している立場としては良い面だけをアピールすることもできますが、ここはあえて正直に書いてみようと思います。
一人で訪問
訪問看護を知っている方にとっては当たり前の事かも知れませんが、訪問看護は一人で訪問するのが基本です。
体位変換もケア中の側臥位の保持も、すべて一人で工夫しながら行う必要があって「ひとりでのびのびとケアができる」と考える看護師さんがいる一方で、それが大変さやデメリットに感じる看護師さんもいるんです。
オンコール対応
多くの訪問看護師さんが体験している大変さの一つが「オンコール」だと思います。
実際深夜の呼び出しに対応した翌日に普段通りの訪問スケジュールをこなすのは本当に大変なことです。
事業所によってはシフトの工夫で負担のないようなスケジュールにしているところもあります。
教育や研修プログラムが少ない
事業所にもよりますが、立ち上げたばかりだったり、そもそも教育にリソースを避けない事業所は教育や研修がありません。
これまで医療機関で勤務してきた看護師さんにとって「入職者オリエンテーション」なるものが無いのは、ちょっとしたカルチャーショックかも知れません。
不安な方はしっかりとした教育体系の事業所を選べば大丈夫です。
人間関係が大変だと感じる
意外と盲点かも知れませんが、人間関係が負担になることもあります。
医療機関と違い、いつでも先輩や同僚が近くにいるわけではない訪問看護の世界では、疑問点や不安なことを相談する機会が少ないのが現状です。
同じ時間を過ごす機会が少ないことでコミュニケーションに悩む看護師さんにとっては、環境条件そのものが大変だと感じてしまうかも知れません。
どうでしょうか。
訪問看護のあえて大変な部分についてお伝えしましたが、全ての方がデメリットだと感じるわけではないでしょう。
大事なのは、自分にあった場所で納得して働くこと。
転職前に積極的に職場見学に出向いてステーションの雰囲気にふれたり、実際に働くスタッフと話せる機会があればぜひ活用してみることをおすすめします!
気になることがあればお気軽にご連絡ください。