こんにちは!「看護の王国」訪問看護ステーション鶴見、看護師の工藤です。
ご利用者様がご自宅でその人らしく療養生活を継続できるように支援するのが、訪問看護師の役割です。ご利用者様にとって家は安心と安らぎの大切な空間・場所です。
「訪問先の住宅環境は様々」
ご利用者様のご自宅に初めて訪問するときは、経験を積んでもやはり緊張します。
初回訪問時は、ナビ通り訪問してもたどり着けない、着いたと思ったら入り口がわからない、玄関が開かないなんてことも。
やっと到着して玄関扉を開けると、入り口が荷物で塞がっていてお部屋にたどり着けず、いくつかのミッションをクリアしてやっとご利用者様と対面できたなんて経験もあります。
いろんな事象に備えて、初回訪問時は時間にゆとりをもってスケジュールを調整しています。
ご利用者様にとっては、長年の生活で大切にしてきた物が多く、どんなに荷物が積まれていてもその環境に順応して安全で適切なケアが実践できるように工夫が必要です。
またご利用者様と関係構築に努め、相談しながら徐々に療養にあった環境調整をしていきます。
「基本はお家にあるものを使用する」
施設や病院とは違い、訪問したご自宅にはケアに必要な物品がそろっていないことが多いのです。
そこにあるものを工夫してケア用品として代用することが多く、代表的なものは、
陰洗ボトルはペットボトルや洗剤などの空き容器を使用したり、点滴架台がないときはハンガーがS字フックに輸液ボトルをかけたり、防汚シーツがないときはビニールや新聞紙を使うなんてことが日常です。
また、訪問先での経験をたくさん積んだベテランの訪問看護師がいろいろな引き出しを持っているため、頼りになり情報交換しています。
ご利用者様へのきめ細やかな配慮
また、ご利用者様の価値観を尊重し、その環境に配慮するため、外部から訪問する私たちは訪問マナーも大切にしています。
これから梅雨時期になれば雨に濡れてご迷惑にならないよう、夏場の暑い時期の汗拭きにと、会社よりタオルが支給されました!
働くスタッフへの配慮から、ご利用者様へのきめ細やかな配慮へとつなげていきます。